ハイクノミカタ
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冬蟹に尿ればどつと裏返る 只野柯舟【季語=冬蟹(冬)】
冬蟹に尿ればどつと裏返る只野柯舟只野柯舟は終戦直後の冬至の日、見様見真似で互選の仲間に入った句会で、みどり女の〈枯芦の曇れば水の眠りけり〉に出会い、「駒草」入門。東北大学での俳句講座を受講し、みどり…
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許したい許したい真っ青な毛糸 神野紗希【季語=毛糸(冬)】
許したい許したい真っ青な毛糸神野紗希いま皆さんに「許せない…
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忽然と昭和をはりぬ夕霧忌 森竹須美子【季語=夕霧忌(冬)】
忽然と昭和をはりぬ夕霧忌森竹須美子(『角川大歳時記』) 昭…
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人の日の枯枝にのるひかりかな 飯島晴子【季語=人の日(新年)】
人の日の枯枝にのるひかりかな)飯島晴子人の気配も、獣の匂い…
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ラヂオさへ黙せり寒の曇り日を 日野草城【季語=寒(冬)】
ラヂオさへ黙せり寒の曇り日を日野草城元日、メールやLINE…
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初旅の富士より伊吹たのもしき 西村和子【季語=初旅(新年)】
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いつよりも長く頭を下げ初詣 八木澤高原【季語=初詣(新年)】
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初夢のあとアボカドの種まんまる 神野紗希【季語=初夢(新年)】
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恋にしてわざと敗けたるかるた哉 羅蘇山人【季語=かるた(新年)】
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年逝くや兎は頰を震はせて 飯島晴子【季語=年逝く(冬)】
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数へ日の残り日二日のみとなる 右城暮石【季語=数へ日(冬)】
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ポテサラの美味い雀荘大晦日 北大路翼【季語=大晦日(冬)】