ハイクノミカタ
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嚙み合はぬ鞄のチャック鳥曇 山田牧【季語=鳥曇(春)】
嚙み合はぬ鞄のチャック鳥曇山田牧前々回(3/2分:鷹鳩と化して大いに恋をせよ 仙田洋子)の記事に出てきた「宵待屋珈琲店」の店主は山田牧ぼくさん。荻窪駅近くにある宵待屋さんには美味しいケーキや珈琲をい…
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杉の花はるばる飛べり杉のため 山田みづえ【季語=杉の花(春)】
杉の花はるばる飛べり杉のため山田みづえこの時期に「杉」と聞…
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吾も春の野に下りたてば紫に 星野立子【季語=春の野(春)】
吾も春の野に下りたてば紫に星野立子先日、縁あって星野椿先生…
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少女才長け鶯の鳴き真似する 三橋鷹女【季語=鶯(春)】
少女才長け鶯の鳴き真似する)(三橋鷹女掲句は、三橋鷹女句集…
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一瞬にしてみな遺品雲の峰 櫂未知子【季語=雲の峰(夏)】
一瞬にしてみな遺品雲の峰)(櫂未知子(第三句集『カムイ』より)…
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卒業す片恋少女鮮烈に 加藤楸邨【季語=卒業(春)】
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蜷のみち淡くなりてより来し我ぞ 飯島晴子【季語=蜷(春)】
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卒業歌ぴたりと止みて後は風 岩田由美【季語=卒業歌(春)】
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エッフェル塔見ゆる小部屋に雛飾り 柳田静爾楼【季語=雛飾り(春)】
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祈るべき天と思えど天の病む 石牟礼道子
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唐太の天ぞ垂れたり鰊群来 山口誓子【季語=鰊(春)】
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芹と名がつく賑やかな娘が走る 中村梨々【季語=芹(春)】