「青」
-
いつまでもからだふるへる菜の花よ 田中裕明【季語=菜の花（春）】
いつまでもからだふるへる菜の花よ)(田中裕明鑑賞する句を選ぼうと田中裕明の句集をぱらぱらとめくった。やはらかい文体でやさしさがあり、平明だと思いこんでいた田中裕明の句が鑑賞をしようとすると、どの句も…
-
卒業歌ぴたりと止みて後は風 岩田由美【季語＝卒業歌（春）】
卒業歌ぴたりと止みて後は風岩田由美今日は、「３月９日」。日…
-
酔うて泣きデザートを食ひ年忘 岸本尚毅【季語＝年忘（冬）】
酔うて泣きデザートを食ひ年忘岸本尚毅 忘年会の季節がやって…
-
水吸うて新聞あをし花八ツ手 森賀まり【季語＝花八ツ手（冬）】
水吸うて新聞あをし花八ツ手森賀まり色ってグラデーションだ。…
-
花八つ手鍵かけしより夜の家 友岡子郷【季語＝花八つ手（冬）】
花八つ手鍵かけしより夜の家友岡子郷 幼い頃、よく耳鼻科にか…
-
湯の中にパスタのひらく花曇 森賀まり【季語＝花曇（春）】
-
わが恋人涼しチョークの粉がこぼれ 友岡子郷【季語＝涼し（夏）】
-
葉桜の頃の電車は突つ走る 波多野爽波【季語＝葉桜（夏）】
-
美しきものに火種と蝶の息 宇佐美魚目【季語＝蝶（春）】
-
眼前にある花の句とその花と 田中裕明【季語＝花（春）】
-
赤福の餡べつとりと山雪解 波多野爽波【季語＝雪解（春）】
-
桜貝長き翼の海の星 波多野爽波【季語＝桜貝（春）】
