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白菜かかへみやこのなかは曇なり 飯島晴子【季語=白菜(冬)】
白菜かかへみやこのなかは曇なり)飯島晴子 私は、白菜畑で白菜を抱えながら、少し離れたみやこを眺めているように思った。みやこの「なか」という言い方からは、いかにもみやこが閉鎖的空間という感じが出てくる…
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電車いままつしぐらなり桐の花 星野立子【季語=桐の花(夏)】
電車いままつしぐらなり桐の花)星野立子『立子句集』走る「電…
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皮むけばバナナしりりと音すなり 犬星星人【季語=バナナ(夏)】
皮むけばバナナしりりと音すなり)犬星星人(「蒼海」14号より)…
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灯を消せば部屋無辺なり夜の雪 小川軽舟【季語=雪(冬)】
灯を消せば部屋無辺なり夜の雪小川軽舟(「俳句四季」2019年1月号)…
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あまり寒く笑へば妻もわらふなり 石川桂郎【季語=寒し(冬)】
あまり寒く笑へば妻もわらふなり)石川桂郎 笑うことと泣くこ…
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二十世紀なり列国に御慶申す也 尾崎紅葉【季語=御慶(新年)】
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なぐさめてくるゝあたゝかなりし冬 稲畑汀子【季語=冬あたたか(冬)】
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後の月瑞穂の国の夜なりけり 村上鬼城【季語=後の月(秋)】
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蜩や久しぶりなる井の頭 柏崎夢香【季語=蜩(秋)】
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雨月なり後部座席に人眠らせ 榮猿丸【季語=雨月(秋)】
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呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉 長谷川かな女【季語=芙蓉(秋)】
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告げざる愛地にこぼしつつ泉汲む 恩田侑布子【季語=泳ぐ(夏)】