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「馬酔木」
「馬酔木」
さくら仰ぎて雨男雨女 山上樹実雄【季語=桜(春)】
2024.04.06
春一番競馬新聞空を行く 水原春郎【季語=春一番(春)】
2024.02.23
ラヂオさへ黙せり寒の曇り日を 日野草城【季語=寒(冬)】
2024.01.06
萩にふり芒にそそぐ雨とこそ 久保田万太郎【季語=萩・芒(秋)】
2023.10.25
啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 水原秋櫻子【季語=啄木鳥(秋)】
2023.10.21
横顔は子規に若くなしラフランス 広渡敬雄【季語=ラフランス(秋)】
2023.10.18
秋草の揺れの移れる体かな 涼野海音【季語=秋草(秋)】
2023.10.11
背広よりニットに移す赤い羽根 野中亮介【季語=赤い羽根(秋)】
2023.10.04
旅いつも雲に抜かれて大花野 岩田奎【季語=大花野(秋)】
2023.09.27
雨聴いて一つ灯に寄る今宵かな 村上鬼城【季語=無月(秋)?】
2023.09.20
雨だれを聴きて信濃の濁り酒 德田千鶴子【季語=濁り酒(秋)】
2023.09.13
暮るるほど湖みえてくる白露かな 根岸善雄【季語=白露(秋)】
2023.09.06
秋めくや焼鳥を食ふひとの恋 石田波郷【季語=秋めく(秋)】
2023.09.01
観音か聖母か岬の南風に立ち 橋本榮治【季語=南風(夏)】
2023.07.15
少し派手いやこのくらゐ初浴衣 草間時彦【季語=初浴衣(夏)】
2023.06.30
夏場所や新弟子ひとりハワイより 大島民郎【季語=夏場所(夏)】
2023.05.26
妻が言へり杏咲き満ち恋したしと 草間時彦【季語=杏の花(春)】
2023.04.10
こぼれたる波止の鮊子掃き捨てる 桑田青虎【季語=鮊子(春)】
2023.03.17
卒業の子らが机を洗ひ居る 山口草堂【季語=卒業(春)】
2023.03.05
謝肉祭の仮面の奥にひすいの眼 石原八束【季語=謝肉祭(春)】
2023.02.10
恐るべき八十粒や年の豆 相生垣瓜人【季語=年の豆(冬)】
2023.01.29
あまり寒く笑へば妻もわらふなり 石川桂郎【季語=寒し(冬)】
2023.01.28
山茶花のくれなゐひとに訪はれずに 橋本多佳子【季語=山茶花(冬)】
2022.12.12
俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第51回】 軽井沢と堀口星眠
2022.09.16
秋草のはかなかるべき名を知らず 相生垣瓜人【季語=秋草(秋)】
2022.08.13
告げざる愛地にこぼしつつ泉汲む 恩田侑布子【季語=泳ぐ(夏)】
2022.07.31
利根川のふるきみなとの蓮かな 水原秋櫻子【季語=蓮(夏)】
2022.07.28
愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子【季語=泳ぐ(夏)】
2022.07.25
香水の一滴づつにかくも減る 山口波津女【季語=香水(夏)】
2022.07.09
美校生として征く額の花咲きぬ 加倉井秋を【季語=額の花(夏)】
2022.05.31
梅雨の日の烈しくさせば罌粟は燃ゆ 篠田悌二郎【季語=梅雨・罌粟(夏)】
2022.05.26
新綠を描くみどりをまぜてゐる 加倉井秋を【季語=新綠(夏)】
2022.05.24
葉桜の夜へ手を出すための窓 加倉井秋を【季語=葉桜(夏)】
2022.05.17
桐咲ける景色にいつも沼を感ず 加倉井秋を【季語=桐の花(夏)】
2022.05.10
田螺容れるほどに洗面器が古りし 加倉井秋を【季語=田螺(春)】
2022.05.03
俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第41回】 赤城山と水原秋櫻子
2022.04.22
鯛の眼の高慢主婦を黙らせる 殿村菟絲子
2022.04.14
毒舌は健在バレンタインデー 古賀まり子【季語=バレンタインデー(春)】
2022.02.14
天窓に落葉を溜めて囲碁倶楽部 加倉井秋を【季語=落葉(秋)】
2021.11.06
秋櫻子の足あと【第10回】谷岡健彦
2021.10.22
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