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葛の花来るなと言つたではないか 飯島晴子【季語=葛の花(秋)】
葛の花来るなと言つたではないか飯島晴子颱風の被害にあわれた方々にお見舞い申し上げます。思い立って、断捨離を始めた。そういう目でものを見始めると、ほとんどが今は不要なもののように感じるから不思…
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細長き泉に着きぬ父と子と 飯島晴子【季語=泉(夏)】
細長き泉に着きぬ父と子と)飯島晴子 鬱蒼とした山道を歩く間…
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厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男【季語=雲の峰(夏)】
厚餡割ればシクと音して雲の峰中村草田男(『音数で引く俳句歳時記 夏』)…
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さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝【季語=梅雨(夏)】
さよならと梅雨の車窓に指で書く長谷川素逝(『三十三才』『定本素逝集』)…
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うつとりと人見る奈良の鹿子哉 正岡子規【季語=鹿子(夏)】
うつとりと人見る奈良の鹿子哉正岡子規 先日、ある句会にて鹿…
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ハフハフと泳ぎだす蛭ぼく音痴 池禎章【季語=蛭(夏)】
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夏蝶の口くくくくと蜜に震ふ 堀本裕樹【季語=夏蝶(夏)】
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いつまでも死なぬ金魚と思ひしが 西村麒麟【季語=金魚(夏)】
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だんだんと暮色の味となるビール 松本てふこ【季語=ビール(夏)】
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皮むけばバナナしりりと音すなり 犬星星人【季語=バナナ(夏)】
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春の日やあの世この世と馬車を駆り 中村苑子【季語=春の日(春)】
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人とゆく野にうぐひすの貌強き 飯島晴子【季語=鶯(春)】