1. 梅咲きぬ温泉は爪の伸び易き 梶井基次郎【季語=梅(春)】

    梅咲きぬ温泉(いでゆ)は爪の伸び易き梶井基次郎今年の桜は例年より早い開花である。東京は平年より10日早く3月14日、大阪は8日早く3月19日に開花した。桜を見ると梶井基次郎の一文をふと思い出す。…

  2. 赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐【季語=椿(春)】

    赤い椿白い椿と落ちにけり)河東碧梧桐〽私は泣…

  3. 家濡れて重たくなりぬ花辛夷 森賀まり【季語=花辛夷(春)】 

    家濡れて重たくなりぬ花辛夷)森賀まりこれを書いている今日、…

  4. 北寄貝桶ゆすぶつて見せにけり 平川靖子【季語=北寄貝(冬)】 

    北寄貝桶ゆすぶつて見せにけり)平川靖子『北海道俳句年鑑2022』より…

  5. ものゝふの掟はしらず蜆汁 秦夕美【季語=蜆汁(春)】

    ものゝふの掟はしらず蜆汁秦夕美(『雲 秦夕美句集』)掲句は…

  6. 蝦夷に生まれ金木犀の香を知らず 青山酔鳴【季語=金木犀(秋)】 

  7. あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男【季語=十一月(冬)】

  8. 伊太利の毛布と聞けば寝つかれず 星野高士【季語=毛布(冬)】

  9. 逢えぬなら思いぬ草紅葉にしゃがみ 池田澄子【季語=草紅葉(秋)】

  10. 向いてゐる方へは飛べぬばつたかな 抜井諒一【季語=飛蝗(秋)】

  11. 美校生として征く額の花咲きぬ 加倉井秋を【季語=額の花(夏)】

  12. 扇子低く使ひぬ夫に女秘書 藤田直子【季語=扇子(夏)】

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