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空にカッターを当てて さよならエモーショナル 山口一郎
2024.12.26
今年もまた梅見て桜藤紅葉 井原西鶴【季語=梅(春)】
2024.12.25
ゆず湯の柚子つついて恋を今している 越智友亮【季語=ゆず湯(冬)】
2024.12.23
北寄舟にぎはひ見せて雪の中 深見けん二【季語=雪(冬)】
2024.12.20
教師二人牛鍋欲りて熄むことあり 中村草田男【季語=牛鍋(冬)】
2024.12.18
道逸れてゆきしは恋の狐火か 大野崇文【季語=狐火(冬)】
2024.12.16
M列六番冬着の膝を越えて座る 榮猿丸【季語=冬着(冬)】
2024.12.03
冬蜂の事切れてすぐ吹かれけり 堀本裕樹【季語=冬の蜂(冬)】
2024.11.27
読み終へて本に厚さや十二月 鈴木総史【季語=十二月(冬)】
2024.11.20
冬の虹忘れてそして忘れ去る 藤井あかり【季語=冬の虹(冬)】
2024.11.19
冬麗や泣かれて抱けば腹突かれ 黒岩徳将【季語=冬麗(冬)】
2024.11.18
菰巻いて松は翁となりにけり 大石悦子【季語=菰巻く(冬)】
2024.11.15
母の目の前で沸かして湯たんぽへ 守屋明俊【季語=湯たんぽ(冬)】
2024.11.14
神の旅耳にあかるき風過ぎて 中西亮太【季語=神の旅(冬)】
2024.11.13
咳込めど目は物を見てゐてかなし 京極杞陽【季語=咳(冬)】
2024.11.12
海に出て木枯帰るところなし 山口誓子【季語=木枯(冬)】
2024.11.08
とんぼ連れて味方あつまる山の国 阿部完市【季語=とんぼ(秋)】
2024.11.02
一人一個ぼうぶら持つて前進す 小山玄紀【季語=ぼうぶら(秋)】
2024.10.31
ついそこと言うてどこまで鰯雲 宇多喜代子【季語=鰯雲(秋)】
2024.10.19
泣くときの唇伸びて月夜かな 池田澄子【季語=月夜(秋)】
2024.10.09
スタートライン最後に引いて運動会 塩見恵介【季語=運動会(秋)】
2024.09.11
寝ようかと思うてすごす夜長かな 若杉朋哉【季語=夜長(秋)】
2024.09.10
十一人一人になりて秋の暮 正岡子規【季語=秋の暮(秋)】
2024.08.30
魔がさして糸瓜となりぬどうもどうも 正木ゆう子【季語=糸瓜(秋)】
2024.08.29
これ以上愛せぬ水を打つてをり 日下野由季【季語=水を打つ(夏)】
2024.08.12
ねむりても旅の花火の胸にひらく 大野林火【季語=花火(夏)】
2024.08.03
口笛を吹いて晩夏の雲を呼ぶ 乾佐伎【季語=晩夏(夏)】
2024.07.27
葛切を食べて賢くなりしかな 今井杏太郎【季語=葛切(夏)】
2024.07.20
残る色明日にたゝみて花蓮 佐藤冨士男【季語=花蓮(夏)】
2024.07.19
昼寝よりさめて寝ている者を見る 鈴木六林男【季語=昼寝(夏)】
2024.07.13
萎れしを提げて朝顔市帰り 鷹羽狩行【季語=朝顔(夏)】
2024.07.12
大金をもちて茅の輪をくぐりけり 波多野爽波【季語=茅の輪(夏)】
2024.07.09
指さして七夕竹をこはがる子 阿部青鞋【季語=七夕竹(秋)】
2024.07.08
半夏蛸とは化けて出る蛸かとも 後藤比奈夫【季語=半夏(夏)】
2024.07.05
缶ビールあけて東京ひびきけり 渡辺一二三【季語=缶ビール(夏)】
2024.06.25
楽譜読めぬ子雲をつれて親夏雲 秋元不死男【季語=夏雲(夏)】
2024.06.20
鯖買ふと決めて出てゆく茂かな 岩田由美【季語=鯖・茂(夏)】
2024.06.18
頭を垂れて汗の男ら堂に満つ 高山れおな【季語=汗(夏)】
2024.06.14
花いばら髪ふれあひてめざめあふ 小池文子【季語=花いばら(夏)】
2024.06.10
すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる 阿部完市
2024.06.09
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