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誰も口にせぬ流氷の向かうの地 塩崎帆高【季語=流氷(春)】
誰も口にせぬ流氷の向かうの地塩崎帆高前回は友人四人で屋根替吟行をした様子を記事にしたが、その一人、岩田奎がそれを受けてTwitterでこのように反応してくれた。 https://twitt…
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父の手に負へぬ夜泣きや夏の月 吉田哲二【季語=夏の月(夏)】
父の手に負へぬ夜泣きや夏の月)(吉田哲二(「髪刈る椅子」ふらんす堂)…
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雪折を振り返ることしかできず 瀬間陽子【季語=雪折(冬)】
雪折を振り返ることしかできず)(瀬間陽子昨日は東京にも雪が…
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みじろがず白いマスクの中にいる 梶大輔【季語=マスク(冬)】
みじろがず白いマスクの中にいる梶大輔初めて見たとき、「上手…
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秋うらら他人が見てゐて樹が抱けぬ 小池康生【季語=秋うらら(秋)】
秋うらら他人が見てゐて樹が抱けぬ小池康生「他人…
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逢いたいと書いてはならぬ月と書く 池田澄子【季語=月(秋)】
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子燕のこぼれむばかりこぼれざる 小澤實【季語=子燕(夏)】
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いつまでも死なぬ金魚と思ひしが 西村麒麟【季語=金魚(夏)】
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逢はぬ間に逢へなくなりぬ桐の花 中西夕紀【季語=桐の花(夏)】
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鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし 後藤比奈夫【季語=亀鳴く(春)】
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窓眩し土を知らざるヒヤシンス 神野紗希【季語=ヒヤシンス(春)】
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ものゝふの掟はしらず蜆汁 秦夕美【季語=蜆汁(春)】