1. 吾も春の野に下りたてば紫に 星野立子【季語=春の野(春)】

    吾も春の野に下りたてば紫に星野立子先日、縁あって星野椿先生の句会に参加した。高士先生に以前から折折お世話になっていることもあり、椿先生にもずっとお会いしてみたかった。鎌倉虚子立子記念館で昼からの句会…

  2. 誰も口にせぬ流氷の向かうの地 塩崎帆高【季語=流氷(春)】

    誰も口にせぬ流氷の向かうの地塩崎帆高前回は友人四人で屋根替…

  3. 海苔あぶる手もとも袖も美しき 瀧井孝作【季語=海苔(春)】

    海苔あぶる手もとも袖も美しき瀧井孝作(『海ほほづき』)海苔…

  4. 真っ白な息して君は今日も耳栓が抜けないと言う 福田若之【季語=真っ白な息(冬)】

    真っ白な息して君は今日も耳栓が抜けないと言う福田若之明日1…

  5. いつよりも長く頭を下げ初詣 八木澤高原【季語=初詣(新年)】

    いつよりも長く頭を下げ初詣八木澤高原八木澤高原(1907~…

  6. 死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し 池田澄子【季語=黒豆(新年)】

  7. 若き日の映画も見たりして二日 大牧広【季語=二日(新年)】

  8. あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男【季語=十一月(冬)】

  9. 赤福のたひらなへらもあたたかし 杉山久子【季語=あたたか(春)】

  10. 手繰るてふ言葉も旨し走り蕎麦 益岡茱萸【季語=走り蕎麦(秋)】

  11. けふあすは誰も死なない真葛原 飯島晴子【季語=葛の花(秋)】

  12. 朝貌や惚れた女も二三日 夏目漱石【季語=朝貌(秋)】

おすすめ記事

  1. 【クラファン目標達成記念!】神保町に銀漢亭があったころリターンズ【6】/宇志やまと(「銀漢」同人)
  2. 【連載】俳人のホンダナ!#2 小谷由果
  3. 俳句おじさん雑談系ポッドキャスト「ほぼ週刊青木堀切」【#3】
  4. 春の言葉おぼえて体おもくなる 小田島渚【季語=春(春)】
  5. 水遊とはだんだんに濡れること 後藤比奈夫【季語=水遊(夏)】

Pickup記事

  1. 河よりもときどき深く月浴びる 森央ミモザ【季語=月(秋)】
  2. 【連載】新しい短歌をさがして【12】服部崇
  3. 【冬の季語】枯木
  4. 趣味と写真と、ときどき俳句と【#01】「木綿のハンカチーフ」を大学授業で扱った時のこと
  5. 【書評】人生の成分・こころの成分――上田信治『成分表』(素粒社、2022年)
PAGE TOP