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マンスリーゲスト
雪折を振り返ることしかできず 瀬間陽子【季語=雪折(冬)】
2024.02.07
足跡が足跡を踏む雪野かな 鈴木牛後【季語=雪野(冬)】
2024.02.06
寒卵良い学校へゆくために 岩田奎【季語=寒卵(冬)】
2024.02.01
くしゃみしてポラリス逃す銀河売り 市川桜子【季語=くしゃみ(冬)】
2024.01.30
室咲きをきりきり締めて届きたり 蓬田紀枝子【季語=室咲(冬)】
2024.01.25
最終回みたいな街に鯨来る 斎藤よひら【季語=鯨(冬)】
2024.01.23
わが腕は翼風花抱き受け 世古諏訪【季語=風花(冬)】
2024.01.18
海外のニュースの河馬が泣いていた 木田智美【無季】
2024.01.16
冬蟹に尿ればどつと裏返る 只野柯舟【季語=冬蟹(冬)】
2024.01.11
許したい許したい真っ青な毛糸 神野紗希【季語=毛糸(冬)】
2024.01.09
いつよりも長く頭を下げ初詣 八木澤高原【季語=初詣(新年)】
2024.01.04
初夢のあとアボカドの種まんまる 神野紗希【季語=初夢(新年)】
2024.01.02
一瞬の雪墜のひかり地にとどく 真島楓葉子【季語=雪墜(冬)】
2023.12.28
十二月うしろの正面山の神 成田千空【季語=十二月(冬)】
2023.12.27
呼吸器と同じコンセントに聖樹 菊池洋勝【季語=聖樹(冬)】
2023.12.26
みじろがず白いマスクの中にいる 梶大輔【季語=マスク(冬)】
2023.12.21
寒夕焼に焼き亡ぼさん癌の身は 成田千空【季語=寒夕焼(冬)】
2023.12.20
枇杷の花ふつうの未来だといいな 越智友亮【季語=枇杷の花(冬)】
2023.12.19
凍る夜の大姿見は灯を映す 一力五郎【季語=凍る(冬)】
2023.12.14
雀来て紅梅はまだこどもの木 成田千空【季語=紅梅(春)】
2023.12.13
古暦金本選手ありがたう 小川軽舟【季語=古暦(冬)】
2023.12.12
霜柱五分その下の固き土 田尾紅葉子【季語=霜柱(冬)】
2023.12.07
白鳥の花の身又の日はありや 成田千空【季語=白鳥(冬)】
2023.12.06
忘年会みんなで逃がす青い鳥 塩見恵介【季語=忘年会(冬)】
2023.12.05
死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し 池田澄子【季語=黒豆(新年)】
2023.11.30
主よ人は木の髄を切る寒い朝 成田千空【季語=寒い(冬)】
2023.11.29
若き日の映画も見たりして二日 大牧広【季語=二日(新年)】
2023.11.28
雪の速さで降りてゆくエレベーター 正木ゆう子【季語=雪(冬)】
2023.11.23
仰向けに冬川流れ無一文 成田千空【季語=冬川(冬)】
2023.11.22
或るときのたつた一つの干葡萄 阿部青鞋
2023.11.21
水吸うて新聞あをし花八ツ手 森賀まり【季語=花八ツ手(冬)】
2023.11.16
綿虫や母あるかぎり死は難し 成田千空【季語=綿虫(冬)】
2023.11.15
もし呼んでよいなら桐の花を呼ぶ 高梨章【季語=桐の花(夏)】
2023.11.14
裸木となりても鳥を匿へり 岡田由季【季語=裸木(冬)】
2023.11.09
静臥ただ落葉降りつぐ音ばかり 成田千空【季語=落葉(冬)】
2023.11.08
待春やうどんに絡む卵の黄 杉山久子【季語=待春(春)】
2023.11.07
縄跳をもつて大縄跳へ入る 小鳥遊五月【季語=縄跳(冬)】
2023.11.02
しやぼんだま死後は鏡の無き世界 佐々木啄実【季語=石鹸玉(春)】
2023.10.31
秋うらら他人が見てゐて樹が抱けぬ 小池康生【季語=秋うらら(秋)】
2023.10.26
萩にふり芒にそそぐ雨とこそ 久保田万太郎【季語=萩・芒(秋)】
2023.10.25
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