「秋草」
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死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し 池田澄子【季語=黒豆(新年)】
死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し池田澄子「死も佳さそう」にどきっとする。死の持つ重たいイメージを覆す軽やかな文体。それでいて読者を納得させる力がある。「死も佳さそう」の「も」によって並立されている…
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雪の速さで降りてゆくエレベーター 正木ゆう子【季語=雪(冬)】
雪の速さで降りてゆくエレベーター正木ゆう子 エレベーター…
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水吸うて新聞あをし花八ツ手 森賀まり【季語=花八ツ手(冬)】
水吸うて新聞あをし花八ツ手森賀まり色ってグラデーションだ。…
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裸木となりても鳥を匿へり 岡田由季【季語=裸木(冬)】
裸木となりても鳥を匿へり岡田由季裸木は一体何から鳥を匿っ…
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年11月分】
毎月が俳句年鑑! 前月に刊行された俳句結社誌・同人誌の最新号から「(最大)7句」を…
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縄跳をもつて大縄跳へ入る 小鳥遊五月【季語=縄跳(冬)】
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秋うらら他人が見てゐて樹が抱けぬ 小池康生【季語=秋うらら(秋)】
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秋・紅茶・鳥はきよとんと幸福に 上田信治【季語=秋(秋)】
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ロボットの手を拭いてやる秋灯下 杉山久子【季語=秋灯下(秋)】
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年10月分】
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黒岩さんと呼べば秋気のひとしきり 歌代美遥【季語=秋気(秋)】
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年9月分】