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ともかくもくはへし煙草懐手 木下夕爾【季語=懐手(冬)】
2021.12.29
ハイクノミカタ
マンスリーゲスト
共にゐてさみしき獣初しぐれ 中町とおと【季語=初時雨(冬)】
2021.12.28
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みな聖樹に吊られてをりぬ羽持てど 堀田季何【季語=聖樹(冬)】
2021.12.22
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なだらかな坂数へ日のとある日の 太田うさぎ【季語=数へ日(冬)】
2021.12.21
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鏡台や猟銃音の湖心より 藺草慶子【季語=猟(冬)】
2021.12.15
ハイクノミカタ
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内装がしばらく見えて昼の火事 岡野泰輔【季語=火事(冬)】
2021.12.14
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蝶落ちて大音響の結氷期 富沢赤黄男【季語=結氷期(冬)】
2021.12.13
ハイクノミカタ
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枯葉言ふ「最期とは軽いこの音さ」 林翔【季語=枯葉(冬)】
2021.12.08
ハイクノミカタ
マンスリーゲスト
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規【季語=柿(秋)】
2021.12.07
ハイクノミカタ
マンスリーゲスト
綿入が似合う淋しいけど似合う 大庭紫逢【季語=綿入(冬)】
2021.12.01
ハイクノミカタ
マンスリーゲスト
蝶落ちて大音響の結氷期 富沢赤黄男【季語=結氷期(冬)】
2021.11.30
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未婚一生洗ひし足袋の合掌す 寺田京子【季語=足袋(冬)】
2021.11.24
ハイクノミカタ
マンスリーゲスト
埋火もきゆやなみだの烹る音 芭蕉【季語=埋火(冬)】
2021.11.23
ハイクノミカタ
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後輩の女おでんに泣きじゃくる 加藤又三郎【季語=おでん(冬)】
2021.11.17
ハイクノミカタ
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葱白く洗ひたてたるさむさ哉 芭蕉【季語=葱(冬)】
2021.11.16
ハイクノミカタ
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息ながきパイプオルガン底冷えす 津川絵理子【季語=底冷(冬)】
2021.11.10
ハイクノミカタ
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木枯やたけにかくれてしづまりぬ 芭蕉【季語=木枯(冬)】
2021.11.09
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秋灯机の上の幾山河 吉屋信子【季語=秋灯(秋)】
2021.11.03
ハイクノミカタ
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海くれて鴨のこゑほのかに白し 芭蕉【季語=鴨(冬)】
2021.11.02
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野分吾が鼻孔を出でて遊ぶかな 永田耕衣【季語=野分(秋)】
2021.10.27
ハイクノミカタ
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藁の栓してみちのくの濁酒 山口青邨【季語=濁酒(秋)】
2021.10.26
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嵐の埠頭蹴る油にもまみれ針なき時計 赤尾兜子
2021.10.20
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どつさりと菊着せられて切腹す 仙田洋子【季語=菊(秋)】
2021.10.19
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稻光 碎カレシモノ ヒシメキアイ 富澤赤黄男【季語=稲光(秋)】
2021.10.13
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鶴の来るために大空あけて待つ 後藤比奈夫【季語=鶴来る(秋)】
2021.10.12
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マンスリーゲスト
秋の川真白な石を拾ひけり 夏目漱石【季語=秋の川(秋)】
2021.10.06
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橡の実のつぶて颪や豊前坊 杉田久女【季語=橡の実(秋)】
2021.10.05
ハイクノミカタ
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耳朶の聡き血のいろ野分くる 渋川京子【季語=野分(秋)】
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【新連載】岸田祐子の「句集ホロスコープ」【#1】阪西敦子『金魚』(ふらんす堂、2024年)
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教科書の死角に小鳥来てをりぬ 嵯峨根鈴子【季語=小鳥来る(秋)】
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