「炎環」
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裸木となりても鳥を匿へり 岡田由季【季語=裸木(冬)】
裸木となりても鳥を匿へり岡田由季裸木は一体何から鳥を匿っているのだろう。鳥は何に追われているのだろう。鳥は自然の中に生きているのだからもちろん天敵がいる。だけど、それだけじゃなくてもっと得…
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五つずつ配れば四つ余る梨 箱森裕美【季語=梨(秋)】
五つずつ配れば四つ余る梨箱森裕美「求めよ」という連作の中の…
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逢いたいと書いてはならぬ月と書く 池田澄子【季語=月(秋)】
逢いたいと書いてはならぬ月と書く池田澄子先週、合唱の話をし…
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片足はみづうみに立ち秋の人 藤本夕衣【季語=秋(秋)】
片足はみづうみに立ち秋の人藤本夕衣私は俳句のほかに合唱もや…
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年9月分】
毎月が俳句年鑑! 前月に刊行された俳句結社誌・同人誌の最新号から「(最大)7句」を…
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菊食うて夜といふなめらかな川 飯田晴【季語=菊(秋)】
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蟷螂にコップ被せて閉じ込むる 藤田哲史【季語=蟷螂(秋)】
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夏が淋しいジャングルジムを揺らす 五十嵐秀彦【季語=夏(夏)】
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さういへばもう秋か風吹きにけり 今井杏太郎【季語=秋風(秋)】
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葛の花来るなと言つたではないか 飯島晴子【季語=葛の花(秋)】
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すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる 阿部完市
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年7月分】