「炎環」

  1. いつまでもからだふるへる菜の花よ 田中裕明【季語=菜の花(春)】 

    いつまでもからだふるへる菜の花よ)(田中裕明鑑賞する句を選ぼうと田中裕明の句集をぱらぱらとめくった。やはらかい文体でやさしさがあり、平明だと思いこんでいた田中裕明の句が鑑賞をしようとすると、どの句も…

  2. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年3月分】

    前月に刊行された俳句結社誌・同人誌の最新号から「(最大)7句」を推薦いただき、掲出…

  3. 金色の種まき赤児がささやくよ  寺田京子【季語=種蒔(春)】 

    金色の種まき赤児がささやくよ)(寺田京子生まれてまもない赤…

  4. 少女才長け鶯の鳴き真似する  三橋鷹女【季語=鶯(春)】 

    少女才長け鶯の鳴き真似する)(三橋鷹女掲句は、三橋鷹女句集…

  5. 唐太の天ぞ垂れたり鰊群来 山口誓子【季語=鰊(春)】 

    唐太の天ぞ垂れたり鰊群来)(山口誓子山口誓子の第一句集『凍…

  6. とぼしくて大きくて野の春ともし 鷲谷七菜子【季語=春灯(春)】 

  7. 人のかほ描かれてゐたる巣箱かな 藤原暢子【季語=巣箱(春)】 

  8. 虎の上に虎乗る春や筥いじり 永田耕衣【季語=春(春)】 

  9. 雪折を振り返ることしかできず 瀬間陽子【季語=雪折(冬)】 

  10. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年2月分】

  11. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年1月分】

  12. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年12月分】

おすすめ記事

  1. 後輩の女おでんに泣きじゃくる 加藤又三郎【季語=おでん(冬)】
  2. いづくともなき合掌や初御空 中村汀女【季語=初御空(新年)】
  3. 蟷螂にコップ被せて閉じ込むる 藤田哲史【季語=蟷螂(秋)】
  4. 枯芦の沈む沈むと喚びをり 柿本多映【季語=枯芦(冬)】
  5. ピーマンの中の空気は忘れもの 能村研三【季語=ピーマン(夏)】

Pickup記事

  1. 【冬の季語】探梅
  2. 【冬の季語】小春日
  3. 田螺容れるほどに洗面器が古りし 加倉井秋を【季語=田螺(春)】
  4. 埋火もきゆやなみだの烹る音 芭蕉【季語=埋火(冬)】
  5. 神保町に銀漢亭があったころ【第7回】大塚凱
PAGE TOP