「ホトトギス」
-
電車いままつしぐらなり桐の花 星野立子【季語=桐の花(夏)】
電車いままつしぐらなり桐の花)星野立子『立子句集』走る「電車」と「桐の花」との取り合わせが印象鮮明な句だ。「いままつしぐら」の措辞は、すべてが明るく生き生きと見えてくる初夏の気分によく合う。…
-
つばめつばめ泥が好きなる燕かな 細見綾子【季語=燕(春)】
つばめつばめ泥が好きなる燕かな)細見綾子今年も燕が来た。留…
-
晴れ曇りおほよそ曇りつつじ燃ゆ 篠田悌二郎【季語=躑躅(春)】
晴れ曇りおほよそ曇りつつじ燃ゆ篠田悌二郎 今週、軽井沢へ仕…
-
恋の神えやみの神や鎮花祭 松瀬青々【季語=鎮花祭(春)】
恋の神えやみの神や鎮花祭松瀬青々(『妻木』) 恋とは流行風…
-
鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし 後藤比奈夫【季語=亀鳴く(春)】
鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし)後藤比奈夫浪人時代、論文模…
-
山又山山桜又山桜 阿波野青畝【季語=山桜(春)】
-
菜の花や部屋一室のラジオ局 相子智恵【季語=菜の花(春)】
-
春風や闘志いだきて丘に立つ 高浜虚子【季語=春風(春)】
-
【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年4月分】
-
春風にこぼれて赤し歯磨粉 正岡子規【季語=春風(春)】
-
四月馬鹿ならず子に恋告げらるる 山田弘子【季語=四月馬鹿(春)】
-
行く雁を見てゐる肩に手を置かれ 市村不先【季語=行く雁(春)】