「ホトトギス」

  1. 美しき時雨の虹に人を待つ 森田愛子【季語=時雨(冬)】

    美しき時雨の虹に人を待つ森田愛子(『虹』) 作者は、若くしてその美貌と才を惜しまれつつ亡くなった俳人である。高浜虚子の小説『虹』のヒロインとして知られる。二人が初めて出逢ったのは、昭和16年の正月。…

  2. 花八つ手鍵かけしより夜の家 友岡子郷【季語=花八つ手(冬)】

    花八つ手鍵かけしより夜の家友岡子郷 幼い頃、よく耳鼻科にか…

  3. あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男【季語=十一月(冬)】

    あたゝかき十一月もすみにけり中村草田男今週に入って少しづつ…

  4. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年11月分】

    毎月が俳句年鑑! 前月に刊行された俳句結社誌・同人誌の最新号から「(最大)7句」を…

  5. 向日葵をつよく彩る色は黒 京極杞陽【季語=向日葵(夏)】

    向日葵をつよく彩る色は黒京極杞陽11月最初の金曜日である。…

  6. つれづれのわれに蟇這ふ小庭かな 杉田久女【季語=蟇(夏)】

  7. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年10月分】

  8. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年9月分】

  9. 雨聴いて一つ灯に寄る今宵かな 村上鬼城【季語=無月(秋)?】

  10. なきがらや秋風かよふ鼻の穴 飯田蛇笏【季語=秋風(秋)】

  11. コスモスを愛づゆとりとてなきゴルフ 大橋 晄【季語=コスモス(秋)】

  12. さわやかにおのが濁りをぬけし鯉 皆吉爽雨【季語=爽やか(秋)】

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  2. 寝室にねむりの匂ひ稲の花 鈴木光影【季語=稲の花(秋)】
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  4. 仰向けに冬川流れ無一文 成田千空【季語=冬川(冬)】
  5. ほこりつぽい叙情とか灯を積む彼方の街 金子兜太
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