「南風」
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さくら仰ぎて雨男雨女 山上樹実雄【季語=桜(春)】
さくら仰ぎて雨男雨女山上樹実雄晴れ女が証明された場に居合わせたことがある。年末の鎌倉で、底冷えの吟行だった。どこをどう歩いたのか、辿り着いたのは中国精進料理の鎌倉「凜林」。予約限定の店を幹事が抑えて…
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百合のある方と狐のゐる方と 小山玄紀
百合のある方と狐のゐる方と小山玄紀最終回なので、書きたいこ…
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年3月分】
前月に刊行された俳句結社誌・同人誌の最新号から「(最大)7句」を推薦いただき、掲出…
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青空の暗きところが雲雀の血 高野ムツオ【季語=雲雀(春)】
青空の暗きところが雲雀の血高野ムツオ先日、飛鳥に行ってきた…
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吾も春の野に下りたてば紫に 星野立子【季語=春の野(春)】
吾も春の野に下りたてば紫に星野立子先日、縁あって星野椿先生…
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祈るべき天と思えど天の病む 石牟礼道子
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誰も口にせぬ流氷の向かうの地 塩崎帆高【季語=流氷(春)】
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とぼしくて大きくて野の春ともし 鷲谷七菜子【季語=春灯(春)】
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屋根替の屋根に鎌刺し餉へ下りぬ 大熊光汰【季語=屋根替(春)】
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時計屋の時計春の夜どれがほんと 久保田万太郎【季語=春の夜(春)】
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泥に降る雪うつくしや泥になる 小川軽舟【季語=雪(冬)】
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年2月分】