捩花の誤解ねぢれて空は青 細谷喨々【季語=捩花(夏)】

捩花の誤解ねぢれて空は青細谷喨々予約していた居酒屋に、店から近いバス停の場所を聞こうと電話をして、会話を続けている途中で気づいた。予約を入れた店じゃない別の店に電話をしていたのだ。行…

今年の蠅叩去年の蠅叩 山口昭男【季語=蠅叩(夏)】

かんぱちも乗せて離島の連絡船 西池みどり【季語=かんぱち(夏)】

【第23回】新しい短歌をさがして/服部崇

再縁といへど目出度し桜鯛 麻葉【季語=桜鯛(春)】

さうらしく見えてだんだん鴉の巣 大畑善昭【季語=鴉の巣(春)】

一つづつ包むパイ皮春惜しむ 代田青鳥【季語=春惜しむ(春)】

【春の季語】春惜む(春惜しむ)

たくさんのお尻の並ぶ汐干かな 杉原祐之【季語=汐干(春)】

わが家の見えて日ねもす蝶の野良 佐藤念腹【季語=蝶(春)】

【春の季語】蝶

抱きしめてもらへぬ春の魚では 夏井いつき【季語=春の魚(春)】

古池やにとんだ蛙で蜘蛛るTELかな 加藤郁乎

土のこと水のこと聞き苗を買ふ 渡部有紀子【季語=苗を買ふ(春)】

浜風のほどよき強さ白子干す 橋川かず子【季語=白子干す(春)】

春の夢魚からもらふ首飾り 井上たま子【季語=春の夢(春)】

【春の季語】春の夢

飛んでゐる蝶にいつより蜂の影 中西夕紀【季語=蝶・蜂(春)】

春惜しみつゝ蝶々におくれゆく   三宅清三郎【季語=春惜む・蝶々(春)】

【春の季語】浅蜊

啜り泣く浅蜊のために灯を消せよ 磯貝碧蹄館【季語=浅蜊(春)】

コンゲツノハイク(結社推薦句)【4月30日締切】

【投稿募集中】コンゲツノハイクを読む【4月30日締切】

銀座明るし針の踵で歩かねば 八木三日女

【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年4月分】

大空へ解き放たれし燕かな 前北かおる【季語=燕(春)】

うららかや空より青き流れあり 阿部みどり女【季語=うららか(春)】

【春の季語】うららか

春菊や料理教室みな男 仲谷あきら【季語=春菊(春)】

【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#19

【連載】もしあの俳人が歌人だったらSession #19気鋭の歌人のみなさんに、あの有名な俳句の作者がもし歌人だったら、を想像(妄想)していただくコーナー。今月のお題は、飯田龍太の〈一月の川一月の谷の中〉。鈴木美紀…

倉田有希の「写真と俳句チャレンジ」【第5回】

【連載】新しい短歌をさがして【5】服部崇

【短期連載】茶道と俳句 井上泰至【第2回】

「野崎海芋のたべる歳時記」わが家のオムライス

【短期連載】茶道と俳句 井上泰至【第8回】

シゴハイ【第3回】脇本浩子(イタリア食文化文筆・翻訳家)

【書評】仙田洋子 第4句集『はばたき』(角川書店、2019年)

【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#18

【連載】久留島元のオバケハイク【第3回】「雪女」

【新連載】きょうのパン句。【#2】ル・フィヤージュ

【クラファン目標達成記念!】神保町に銀漢亭があったころリターンズ【6】/宇志やまと(「銀漢」同人)

【連載】歳時記のトリセツ(11)/佐藤りえさん

【連載】漢字という親を棄てられない私たち/井上泰至【第5回】

【クラファン目標達成記念!】神保町に銀漢亭があったころリターンズ【12】/飛鳥蘭(「銀漢」同人)

【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#11

【第20回】新しい短歌をさがして/服部崇

【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#15

【クラファン目標達成記念!】神保町に銀漢亭があったころリターンズ【1】/高部務(作家)

【連載】歳時記のトリセツ(15)/茅根知子さん

【クラファン目標達成記念!】神保町に銀漢亭があったころリターンズ【3】/武田花果(「銀漢」「春耕」同人)

【クラファン目標達成記念!】神保町に銀漢亭があったころリターンズ【9】/小田島渚(「銀漢」「小熊座」同人)

【連載】漢字という親を棄てられない私たち/井上泰至【第3回】

笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第1回】2012年・皐月賞

【連載】久留島元のオバケハイク【最終回】方相氏

【クラファン目標達成記念!】神保町に銀漢亭があったころリターンズ【2】/戸矢一斗(「銀漢」同人)

【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#5

ゆる俳句ラジオ「鴨と尺蠖」【第12回】

【連載】漢字という親を棄てられない私たち/井上泰至【第6回】

露草を持つて銀行に入つてゆく 飯島晴子【季語=露草(秋)】

露草を持つて銀行に入つてゆく)飯島晴子 たまたま道端で摘んだ露草を持ったまま銀行に入っていったという程度の状況ではあろうが、露草が何か銀行で必要なものであるかのような、御伽噺的な雰囲気も漂う。「露」…

鉛筆一本田川に流れ春休み 森澄雄【季語=春休み(春)】

毛帽子をかなぐりすててのゝしれる     三木朱城【季語…

天高し深海の底は永久に闇 中野三允【季語=天高し(秋)】…

うららかさどこか突抜け年の暮 細見綾子【季語=年の暮(冬…

耳立てて林檎の兎沈めおり 対馬康子【季語=林檎(秋)】

秋灯の街忘るまじ忘るらむ 髙柳克弘【季語=秋灯(秋)】

つれづれのわれに蟇這ふ小庭かな 杉田久女【季語=蟇(夏)…

鳥けもの草木を言へり敗戦日 藤谷和子【季語=敗戦日(秋)…

秋天に雲一つなき仮病の日 澤田和弥【季語=秋天(秋)】

めぐりあひやその虹七色七代まで 中村草田男【季語=虹(夏…

而して蕃茄の酸味口にあり 嶋田青峰【季語=トマト(夏)】…

澤龜の萬歳見せう御國ぶり 正岡子規【季語=萬歳(新年)】…

ビル、がく、ずれて、ゆくな、ん、てきれ、いき、れ  なか…

麺麭摂るや夏めく卓の花蔬菜 飯田蛇笏【季語=夏めく(夏)…

片手明るし手袋をまた失くし 相子智恵【季語=手袋(冬)】…

カードキー旅寝の春の灯をともす トオイダイスケ【季語=春…

大河内伝次郎西瓜をまつぷたつ 八木忠栄【季語=西瓜(秋)…

さわやかにおのが濁りをぬけし鯉 皆吉爽雨【季語=爽やか(…

枯野から信長の弾くピアノかな 手嶋崖元【季語=枯野(冬)…

ごーやーちゃんぷるーときどき人が泣く 池田澄子【季語=ゴ…

エリックのばかばかばかと桜降る 太田うさぎ【季語=桜(春…

年逝くや兎は頰を震はせて 飯島晴子【季語=年逝く(冬)】…

立ち枯れてあれはひまはりの魂魄 照屋眞理子

雪が来るうさぎの耳とうさぎの目 青柳志解樹【季語=雪(冬…

祭笛吹くとき男佳かりける 橋本多佳子【季語=祭笛(夏)】…

逢へば短日人しれず得ししづけさも 野澤節子【季語=短日(…

滝落したり落したり落したり 清崎敏郎【季語=滝(夏)】

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