捩花の誤解ねぢれて空は青 細谷喨々【季語=捩花(夏)】
捩花の誤解ねぢれて空は青細谷喨々予約していた居酒屋に、店から近いバス停の場所を聞こうと電話をして、会話を続けている途中で気づいた。予約を入れた店じゃない別の店に電話をしていたのだ。行…
【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#19
【連載】もしあの俳人が歌人だったらSession #19気鋭の歌人のみなさんに、あの有名な俳句の作者がもし歌人だったら、を想像(妄想)していただくコーナー。今月のお題は、飯田龍太の〈一月の川一月の谷の中〉。鈴木美紀…
露草を持つて銀行に入つてゆく 飯島晴子【季語=露草(秋)】
露草を持つて銀行に入つてゆく)飯島晴子 たまたま道端で摘んだ露草を持ったまま銀行に入っていったという程度の状況ではあろうが、露草が何か銀行で必要なものであるかのような、御伽噺的な雰囲気も漂う。「露」…