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夏の季語
軽き咳して夏葱の刻を過ぐ 飯島晴子【季語=夏葱(夏)】
2023.07.02
祭笛吹くとき男佳かりける 橋本多佳子【季語=祭笛(夏)】
2023.07.01
少し派手いやこのくらゐ初浴衣 草間時彦【季語=初浴衣(夏)】
2023.06.30
未来より滝を吹き割る風来たる 夏石番矢【季語=滝(夏)】
2023.06.29
鶏鳴の多さよ夏の旅一歩 中村草田男【季語=夏の旅(夏)】
2023.06.27
水喧嘩恋のもつれも加はりて 相島虚吼【季語=水喧嘩(夏)】
2023.06.26
螢とび疑ひぶかき親の箸 飯島晴子【季語=螢(夏)】
2023.06.25
昼顔もパンタグラフも閉ぢにけり 伊藤麻美【季語=昼顔(夏)】
2023.06.24
赤ばかり咲いて淋しき牡丹かな 稲畑汀子【季語=牡丹(夏)】
2023.06.23
夏至白夜濤たちしらむ漁港かな 飯田蛇笏【季語=夏至白夜(夏)】
2023.06.22
虹の後さづけられたる旅へ発つ 中村草田男【季語=虹(夏)】
2023.06.20
キャベツに刃花嫁衣裳は一度きり 山田径子【季語=キャベツ(夏)】
2023.06.19
黒揚羽に当てられてゐる軀かな 飯島晴子【季語=黒揚羽(夏)】
2023.06.18
水中に風を起せる泉かな 小林貴子【季語=泉(夏)】
2023.06.17
紫陽花のパリーに咲けば巴里の色 星野椿【季語=紫陽花(夏)】
2023.06.16
厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男【季語=雲の峰(夏)】
2023.06.15
妻のみ恋し紅き蟹などを歎かめや 中村草田男【季語=蟹(夏)】
2023.06.13
さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝【季語=梅雨(夏)】
2023.06.12
叩頭すあやめあざやかなる方へ 飯島晴子【季語=あやめ(夏)】
2023.06.11
雷をおそれぬ者はおろかなり 良寛【季語=雷(夏)】
2023.06.10
【夏の季語】泰山木の花
2023.06.09
うつとりと人見る奈良の鹿子哉 正岡子規【季語=鹿子(夏)】
2023.06.09
アルプスの雪渓見えてくる離陸 稲畑汀子【季語=雪渓(夏)】
2023.06.08
田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男【季語=田植(夏)】
2023.06.06
夏帯にほのかな浮気心かな 吉屋信子【季語=夏帯(夏)】
2023.06.05
家毀し瀧曼荼羅を下げておく 飯島晴子【季語=滝(夏)】
2023.06.04
子燕のこぼれむばかりこぼれざる 小澤實【季語=子燕(夏)】
2023.06.03
小燕のさヾめき誰も聞き流し 中村汀女【季語=小燕(夏)】
2023.06.02
巡査つと来てラムネ瓶さかしまに 高濱虚子【季語=ラムネ(夏)】
2023.06.01
ハフハフと泳ぎだす蛭ぼく音痴 池禎章【季語=蛭(夏)】
2023.05.31
夏蝶の口くくくくと蜜に震ふ 堀本裕樹【季語=夏蝶(夏)】
2023.05.30
虎の尾を一本持つて恋人来 小林貴子【季語=虎尾草(夏)】
2023.05.29
卯月野にうすき枕を並べけり 飯島晴子【季語=卯月(夏)】
2023.05.28
【夏の季語】蟇
2023.05.27
黒鯛のけむれる方へ漕ぎ出づる 宇多喜代子【季語=黒鯛(夏)】
2023.05.25
薫風や今メンバー紹介のとこ 佐藤智子【季語=薫風(夏)】
2023.05.24
いつまでも死なぬ金魚と思ひしが 西村麒麟【季語=金魚(夏)】
2023.05.23
マグダラのマリア恋しや芥子の花 有馬朗人【季語=芥子の花(夏)】
2023.05.22
筍にくらき畳の敷かれあり 飯島晴子【季語=筍(夏)】
2023.05.21
青葉冷え出土の壺が山雨呼ぶ 河野南畦【季語=青葉冷(夏)】
2023.05.20
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