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片足はみづうみに立ち秋の人 藤本夕衣【季語=秋(秋)】
2023.09.21
なきがらや秋風かよふ鼻の穴 飯田蛇笏【季語=秋風(秋)】
2023.09.19
敬老の日のどの席に座らうか 吉田松籟【季語=敬老の日(秋)】
2023.09.16
ラグビーのゴールは青き空にあり 長谷川櫂【季語=ラグビー(冬)】
2023.09.15
雨だれを聴きて信濃の濁り酒 德田千鶴子【季語=濁り酒(秋)】
2023.09.13
秋風や眼中のもの皆俳句 高浜虚子【季語=秋風(秋)】
2023.09.12
昼の虫手紙はみんな恋に似て 細川加賀【季語=昼の虫(秋)】
2023.09.11
葛咲くや嬬恋村の字いくつ 石田波郷【季語=葛の花(秋)】
2023.09.05
白萩を押してゆく身のぬくさかな 飯島晴子【季語=白萩(秋)】
2023.09.03
秋めくや焼鳥を食ふひとの恋 石田波郷【季語=秋めく(秋)】
2023.09.01
秋茄子の漬け色不倫めけるかな 岸田稚魚【季語=秋茄子(秋)】
2023.08.28
鵙の朝肋あはれにかき抱く 石田波郷【季語=鵙(秋)】
2023.08.22
中年や遠くみのれる夜の桃 西東三鬼【季語=桃(秋)】
2023.08.21
怒濤聞くかたはら秋の蠅叩 飯島晴子【季語=秋(秋)】
2023.08.20
はるかよりはるかへ蜩のひびく 夏井いつき【季語=蜩(秋)】
2023.08.19
めちやくちやなどぜうの浮沈台風くる 秋元不死男【季語=台風(秋)】
2023.08.18
起座し得て爽涼の風背を渡る 肥田埜勝美【季語=爽涼(秋)】
2023.08.15
寝室にねむりの匂ひ稲の花 鈴木光影【季語=稲の花(秋)】
2023.08.12
裸子の尻の青あざまてまてまて 小島健【季語=裸子(夏)】
2023.08.08
冷房とまる高階純愛の男女残し 金子兜太【季語=冷房(夏)】
2023.08.07
おもかげや姨ひとりなく月の友 松尾芭蕉【季語=月(秋)】
2023.08.04
妹は滝の扉を恣 小山玄紀【季語=滝(夏)】
2023.08.03
中干しの稲に力を雲の峰 本宮哲郎【季語=雲の峰(夏)】
2023.08.01
白衣とて胸に少しの香水を 坊城中子【季語=香水(夏)】
2023.07.31
生れたる蝉にみどりの橡世界 田畑美穂女【季語=蝉(夏)】
2023.07.28
南浦和のダリヤを仮のあはれとす 摂津幸彦【季語=ダリヤ(夏)】
2023.07.27
めぐりあひやその虹七色七代まで 中村草田男【季語=虹(夏)】
2023.07.25
きつかけはハンカチ借りしだけのこと 須佐薫子【季語=ハンカチ(夏)】
2023.07.24
本州の最北端の氷旗 飯島晴子【季語=氷旗(夏)】
2023.07.23
腕まくりして女房のかき氷 柳家小三治【季語=かき氷(夏)】
2023.07.22
コンビニの枇杷って輪郭だけ 原ゆき
2023.07.21
折々己れにおどろく噴水時の中 中村草田男【季語=噴水(夏)】
2023.07.18
白夜の忠犬百骸挙げて石に近み 中村草田男【季語=白夜(夏)】
2023.07.11
わが恋人涼しチョークの粉がこぼれ 友岡子郷【季語=涼し(夏)】
2023.07.10
この人のうしろおびただしき螢 飯島晴子【季語=蛍(夏)】
2023.07.09
ふところに四万六千日の風 深見けん二【季語=四万六千日(夏)】
2023.07.08
姦通よ夏木のそよぐ夕まぐれ 宇多喜代子【季語=夏木(夏)】
2023.07.03
軽き咳して夏葱の刻を過ぐ 飯島晴子【季語=夏葱(夏)】
2023.07.02
鶏鳴の多さよ夏の旅一歩 中村草田男【季語=夏の旅(夏)】
2023.06.27
水喧嘩恋のもつれも加はりて 相島虚吼【季語=水喧嘩(夏)】
2023.06.26
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