タグ:銀漢亭
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神保町に銀漢亭があったころ【第95回】若井新一
銀漢亭と巾着なす 若井新一(「香雨」同人) 「銀漢亭」という居酒屋が開かれるという話を、伊藤伊那男さんから聞いてから、既に20年近く経った。小生は越後の南魚沼市で「魚沼産コシヒカリ」を栽培する小農家…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第92回】行方克巳
銀漢亭閉店と俳人伊藤伊那男 行方克巳(「知音」代表) 私が初めて神保町の銀漢亭を訪れたのは、店が始まってからそれほどたっていない頃だったと思う。 かつて杉本零が指導していた秋雨会という句会が…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第90回】矢野春行士
玲奈パパ 矢野春行士(「玉藻」同人) 行きつけの神保町シアターの近くに銀漢亭はあった。ひょんなことから私は娘矢野玲奈を俳句に誘ったのだが、いつしか玲奈は自分の俳句ワールドを作っていき、私は俳壇の最…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第89回】広渡詩乃
銀漢亭の一皿、俳人の味。 広渡詩乃(「栞」同人) 銀漢亭に初めて伺ったのは、十数年前。当時、二十数年務めた銀座の広告会社から神保町に移り、フリーランスで仕事を始めた頃。俳句結社の先輩から伊那男さん…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第88回】潮田幸司
つながりと後悔と 潮田幸司(「銀化」編集長) 失われて初めて有難さがわかるというのは世の常だが、銀漢亭にはとりわけその感が強い。私にとって銀漢亭での思い出はこれから沢山できるだろうと思っていたのに、…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第86回】有澤志峯
ひとり酒 有澤志峯(「銀漢」同人) 平成に移り、バブル崩壊後のいわゆる「失われた10年」のただなかにあった。仕事仲間で、飲み仲間であった谷口いづみさんの会社が渋谷から神保町に移転。いづみさんから「素…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第85回】土肥あき子
放課後の楽しみ 土肥あき子(「絵空」同人) 学生時代には学校がなければどれほど自由時間を謳歌できるのだろうと夢想していた。 勤め人になってからは会社がなければ楽になると思い、俳句という自分の道…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第81回】髙栁俊男
唯一の行きつけの店だった銀漢亭 髙栁俊男(法政大学国際文化学部教授、伊那谷研修担当者) 伊藤伊那男さんを知ったのは2016年3月、四谷で開かれた「第3回 井月忌の集い」で、選者として登壇した姿を拝見…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第76回】種谷良二
どこでもドア 種谷良二(「櫟」東京支部長) 日記を見ると、私が銀漢亭にお世話になったのは、一昨年の8月21日から緊急事態宣言発令前の本年3月6日までの約1年半の間に15回。新参者故ここに登場させて頂…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第71回】遠藤由樹子
角を曲がれば 遠藤由樹子 かなり以前ということは確かだが、それがいつであったか思い出せない。春であったか、夏であったか、秋であったか、冬であったかも思い出せないのだが、初めて訪れた銀漢亭の店内の印象…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第70回】唐沢静男
銀漢亭の黎明期 唐沢静男(「銀漢」「春耕」同人) 去年伊豆から店を訪れた時、カウンターの擦り傷や角の摩耗をなぞりながら、17年間の歳月を感慨深く思ったものである。 伊那男氏の飲み屋の立ち上げ計…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第69回】山岸由佳
銀漢の片隅に 山岸由佳(「炎環」「豆の木」同人) 実は、私が銀漢亭を訪れたのは、片手で数える程である。理由は明白だ。お酒が飲めないのである。それに加え大の人見知りである。長野県出身のため、伊那出身の…詳細を見る