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ハイクノミカタ
ここまでは来たよとモアイ置いていく 大川博幸
2021.10.24
ハイクノミカタ
安里琉太
犬の仔のすぐにおとなや草の花 広渡敬雄【季語=草の花(秋)】
2021.10.23
ハイクノミカタ
太田うさぎ
鵙の贄太古のごとく夕来ぬ 清原枴童【季語=鵙の贄(秋)】
2021.10.22
ハイクノミカタ
阪西敦子
自動車も水のひとつや秋の暮 攝津幸彦【季語=秋の暮(秋)】
2021.10.21
ハイクノミカタ
橋本直
嵐の埠頭蹴る油にもまみれ針なき時計 赤尾兜子
2021.10.20
ハイクノミカタ
マンスリーゲスト
どつさりと菊着せられて切腹す 仙田洋子【季語=菊(秋)】
2021.10.19
ハイクノミカタ
マンスリーゲスト
月光に夜離れはじまる式部の実 保坂敏子【季語=式部の実(秋)】
2021.10.18
ハイクノミカタ
篠崎央子
昼ごろより時の感じ既に無くなりて樹立のなかに歩みをとどむ 佐藤佐太郎
2021.10.17
ハイクノミカタ
安里琉太
秋天に雲一つなき仮病の日 澤田和弥【季語=秋天(秋)】
2021.10.16
ハイクノミカタ
太田うさぎ
車椅子はもとより淋し十三夜 成瀬正俊【季語=十三夜(秋)】
2021.10.15
ハイクノミカタ
阪西敦子
みちのくに生まれて老いて萩を愛づ 佐藤鬼房【季語=萩(秋)】
2021.10.14
ハイクノミカタ
橋本直
稻光 碎カレシモノ ヒシメキアイ 富澤赤黄男【季語=稲光(秋)】
2021.10.13
ハイクノミカタ
マンスリーゲスト
鶴の来るために大空あけて待つ 後藤比奈夫【季語=鶴来る(秋)】
2021.10.12
ハイクノミカタ
マンスリーゲスト
愛断たむこころ一途に野分中 鷲谷七菜子【季語=野分(秋)】
2021.10.11
ハイクノミカタ
篠崎央子
魚卵たべ九月些か悔いありぬ 八田木枯【季語=九月(秋)】
2021.10.10
ハイクノミカタ
安里琉太
紐の束を括るも紐や蚯蚓鳴く 澤好摩【季語=蚯蚓鳴く(秋)】
2021.10.09
ハイクノミカタ
太田うさぎ
虹の空たちまち雪となりにけり 山本駄々子【季語=雪(冬)】
2021.10.08
ハイクノミカタ
阪西敦子
言葉がわからないので笑うてわかれる露草咲いてゐる 種田山頭火【季語=露草(秋)】
2021.10.07
ハイクノミカタ
橋本直
【第2回】ラジオ・ポクリット(ゲスト: 月野ぽぽなさん)
2021.10.06
連載・よみもの
月野ぽぽな
音声配信
ラジオ・ポクリット【ラジオ】
秋の川真白な石を拾ひけり 夏目漱石【季語=秋の川(秋)】
2021.10.06
ハイクノミカタ
マンスリーゲスト
橡の実のつぶて颪や豊前坊 杉田久女【季語=橡の実(秋)】
2021.10.05
ハイクノミカタ
マンスリーゲスト
へうたんも髭の男もわれのもの 岩永佐保【季語=瓢箪(秋)】
2021.10.04
ハイクノミカタ
篠崎央子
松風や俎に置く落霜紅 森澄雄【季語=落霜紅(秋)】
2021.10.03
ハイクノミカタ
安里琉太
鴨が来て池が愉快となりしかな 坊城俊樹【季語=鴨来る(秋)】
2021.10.02
ハイクノミカタ
太田うさぎ
潮の香や野分のあとの浜畠 齋藤俳小星【季語=野分(秋)】
2021.10.01
ハイクノミカタ
阪西敦子
【祝1周年】ハイクノミカタ season1 【2020.10-2021.9】
2021.09.30
ハイクノミカタ
橋本直
阪西敦子
小津夜景
月野ぽぽな
太田うさぎ
日下野由季
鈴木牛後
篠崎央子
きちかうの開きて青き翅脈かな 遠藤由樹子【季語=きちかう(秋)】
2021.09.29
ハイクノミカタ
月野ぽぽな
聴診に一生の秋を聴きにけり 橋本喜夫【季語=秋(秋)】
2021.09.28
ハイクノミカタ
鈴木牛後
嫁がねば長き青春青蜜柑 大橋敦子【季語=青蜜柑(秋)】
2021.09.27
ハイクノミカタ
篠崎央子
櫻の樹だつたのか土龍散步する 片上長閑
2021.09.26
ハイクノミカタ
小津夜景
どの絵にも前のめりして秋の人 藤本夕衣【季語=秋(秋)】
2021.09.25
ハイクノミカタ
太田うさぎ
子規逝くや十七日の月明に 高浜虚子【季語=月明(秋)】
2021.09.24
ハイクノミカタ
阪西敦子
南海多感に物象定か獺祭忌 中村草田男【季語=獺祭忌(秋)】
2021.09.23
ハイクノミカタ
橋本直
霧晴れてときどき雲を見る読書 田島健一【季語=霧(秋)】
2021.09.22
ハイクノミカタ
月野ぽぽな
葡萄垂れとしよりの日のつどひ見ゆ 大野林火【季語=葡萄(秋)】
2021.09.21
ハイクノミカタ
鈴木牛後
赤き茸礼讃しては蹴る女 八木三日女【季語=茸(秋)】
2021.09.20
ハイクノミカタ
篠崎央子
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規【季語=柿(秋)】
2021.09.19
ハイクノミカタ
小津夜景
少女期は何かたべ萩を素通りに 富安風生【季語=萩(秋)】
2021.09.18
ハイクノミカタ
太田うさぎ
えりんぎはえりんぎ松茸は松茸 後藤比奈夫【季語=松茸(秋)】
2021.09.17
ハイクノミカタ
阪西敦子
胡桃割る胡桃の中に使はぬ部屋 鷹羽狩行【季語=胡桃(秋)】
2021.09.16
ハイクノミカタ
橋本直
河よりもときどき深く月浴びる 森央ミモザ【季語=月(秋)】
2021.09.15
ハイクノミカタ
月野ぽぽな
秋日澄み樹のいろ拾ひつづけたる 井越芳子【季語=秋日(秋)】
2021.09.14
ハイクノミカタ
鈴木牛後
紅さして尾花の下の思ひ草 深谷雄大【季語=思ひ草(秋)】
2021.09.13
ハイクノミカタ
篠崎央子
ミステリートレインが着く猿の星 飯島章友
2021.09.12
ハイクノミカタ
小津夜景
悲鳴にも似たり夜食の食べこぼし 波多野爽波【季語=夜食(秋)】
2021.09.11
ハイクノミカタ
太田うさぎ
横ざまに高き空より菊の虻 歌原蒼苔【季語=菊(秋)】
2021.09.10
ハイクノミカタ
阪西敦子
ビル、がく、ずれて、ゆくな、ん、てきれ、いき、れ なかはられいこ
2021.09.09
ハイクノミカタ
橋本直
あめつちや林檎の芯に蜜充たし 武田伸一【季語=林檎(秋)】
2021.09.08
ハイクノミカタ
月野ぽぽな
九月の教室蟬がじーんと別れにくる 穴井太【季語=九月(秋)】
2021.09.07
ハイクノミカタ
鈴木牛後
天女より人女がよけれ吾亦紅 森澄雄【季語=吾亦紅(秋)】
2021.09.06
ハイクノミカタ
篠崎央子
あさがほのたゝみ皺はも潦 佐藤文香【季語=朝顔(秋)】
2021.09.05
ハイクノミカタ
小津夜景
指は一粒回してはづす夜の葡萄 上田信治【季語=葡萄(秋)】
2021.09.04
ハイクノミカタ
太田うさぎ
秋の風互に人を怖れけり 永田青嵐【季語=秋の風(秋)】
2021.09.03
ハイクノミカタ
阪西敦子
彎曲し火傷し爆心地のマラソン 金子兜太
2021.09.02
ハイクノミカタ
橋本直
ふんだんに星糞浴びて秋津島 谷口智行【季語=星糞(秋)】
2021.09.01
ハイクノミカタ
月野ぽぽな
ひら/\と猫が乳吞む厄日かな 秋元不死男【季語=厄日(秋)】
2021.08.31
ハイクノミカタ
鈴木牛後
誰かまた銀河に溺るる一悲鳴 河原枇杷男【季語=銀河(秋)】
2021.08.30
ハイクノミカタ
篠崎央子
かき冰青白赤や混ぜれば黎 堀田季何【季語=かき氷(夏)】
2021.08.29
ハイクノミカタ
小津夜景
鶺鴒がとぶぱつと白ぱつと白 村上鞆彦【季語=鶺鴒(秋)】
2021.08.28
ハイクノミカタ
太田うさぎ
蟷螂の怒りまろびて掃かれけり 田中王城【季語=蟷螂(秋)】
2021.08.27
ハイクノミカタ
阪西敦子
蜩やチパナスのあたり雲走る 井岡咀芳【季語=蜩(秋)】
2021.08.26
ハイクノミカタ
橋本直
秋の日の音楽室に水の層 安西篤【季語=秋の日(秋)】
2021.08.25
ハイクノミカタ
月野ぽぽな
本捨つる吾に秋天ありにけり 渡部州麻子【季語=秋天(秋)】
2021.08.24
ハイクノミカタ
鈴木牛後
杜鵑草遠流は恋の咎として 谷中隆子【季語=杜鵑草(秋)】
2021.08.23
ハイクノミカタ
篠崎央子
けさ秋の一帆生みぬ中の海 原石鼎【季語=今朝秋(秋)】
2021.08.22
ハイクノミカタ
小津夜景
あづきあらひやひとり酌む酒が好き 西野文代【季語=小豆洗(秋)】
2021.08.21
ハイクノミカタ
太田うさぎ
手花火を左に移しさしまねく 成瀬正俊【季語=花火(夏/秋)】
2021.08.20
ハイクノミカタ
阪西敦子
日まはりは鬼の顔して並びゐる 星野麦人【季語=向日葵(夏)】
2021.08.19
ハイクノミカタ
橋本直
前をゆく私が野分へとむかふ 鴇田智哉【季語=野分(秋)】
2021.08.18
ハイクノミカタ
月野ぽぽな
鳥けもの草木を言へり敗戦日 藤谷和子【季語=敗戦日(秋)】
2021.08.17
ハイクノミカタ
鈴木牛後
求婚の返事来る日をヨット馳す 池田幸利【季語=ヨット(夏)】
2021.08.16
ハイクノミカタ
篠崎央子
夫婦は赤子があつてぼんやりと暮らす瓜を作つた 中塚一碧楼
2021.08.14
ハイクノミカタ
太田うさぎ
置替へて大朝顔の濃紫 川島奇北【季語=朝顔(秋)】
2021.08.13
ハイクノミカタ
阪西敦子
わが畑もおそろかならず麦は穂に 篠田悌二郎【季語=麦の穂(夏)】
2021.08.12
ハイクノミカタ
橋本直
品川はみな鳥のような人たち 小野裕三
2021.08.11
ハイクノミカタ
月野ぽぽな
きりぎりす飼ふは死を飼ふ業ならむ 齋藤玄【季語=螽蟖(秋)】
2021.08.10
ハイクノミカタ
鈴木牛後
愛情のレモンをしぼる砂糖水 瀧春一【季語=砂糖水(夏)】
2021.08.09
ハイクノミカタ
篠崎央子
藍を着古し/棚田の/父祖の/翳となる 上田玄
2021.08.08
ハイクノミカタ
小津夜景
目薬に涼しく秋を知る日かな 内藤鳴雪【季語=秋(秋)】
2021.08.07
ハイクノミカタ
太田うさぎ
金魚すくふ腕にゆらめく水明り 千原草之【季語=金魚(夏)】
2021.08.06
ハイクノミカタ
阪西敦子
片影にこぼれし塩の点々たり 大野林火【季語=片影】
2021.08.05
ハイクノミカタ
橋本直
直立の八月またも来りけり 小島健【季語=八月(秋)】
2021.08.04
ハイクノミカタ
月野ぽぽな
東京の白き夜空や夏の果 清水右子【季語=夏の果(夏)】
2021.08.03
ハイクノミカタ
鈴木牛後
新婚のすべて未知数メロン切る 品川鈴子【季語=メロン(夏)】
2021.08.02
ハイクノミカタ
篠崎央子
カルーセル一曲分の夏日陰 鳥井雪【季語=夏日陰(夏)】
2021.08.01
ハイクノミカタ
小津夜景
金閣をにらむ裸の翁かな 大木あまり【季語=裸(夏)】
2021.07.31
ハイクノミカタ
太田うさぎ
愉快な彼巡査となつて帰省せり 千原草之【季語=帰省(夏)】
2021.07.30
ハイクノミカタ
阪西敦子
もろ手入れ西瓜提灯ともしけり 大橋櫻坡子【季語=西瓜提灯】
2021.07.29
ハイクノミカタ
橋本直
やはらかきところは濡れてかたつむり 齋藤朝比古【季語=蝸牛(夏)】
2021.07.28
ハイクノミカタ
月野ぽぽな
森の秀は雲と睦めり花サビタ 林翔【季語=さびたの花(夏)】
2021.07.27
ハイクノミカタ
鈴木牛後
男欲し昼の蛍の掌に匂ふ 小坂順子【季語=蛍(夏)】
2021.07.26
ハイクノミカタ
篠崎央子
ひと魂でゆく気散じや夏の原 葛飾北斎【季語=夏の原(夏)】
2021.07.25
ハイクノミカタ
小津夜景
暑き夜の惡魔が頤をはづしゐる 佐藤鬼房【季語=暑し(夏)】
2021.07.24
ハイクノミカタ
太田うさぎ
炎天を山梨にいま来てをりて 千原草之【季語=炎天(夏)】
2021.07.23
ハイクノミカタ
阪西敦子
美しき緑走れり夏料理 星野立子【季語=夏料理(夏)】
2021.07.22
ハイクノミカタ
橋本直
麻服の鎖骨つめたし摩天楼 岩永佐保【季語=麻服(夏)】
2021.07.21
ハイクノミカタ
月野ぽぽな
麦真青電柱脚を失へる 土岐錬太郎【季語=青麦(夏)】
2021.07.20
ハイクノミカタ
鈴木牛後
梅漬けてあかき妻の手夜は愛す 能村登四郎【季語=梅漬ける(夏)】
2021.07.19
ハイクノミカタ
篠崎央子
海底に足跡のあるいい天気 『誹風柳多留』
2021.07.18
ハイクノミカタ
小津夜景
何故逃げる儂の箸より冷奴 豊田すずめ【季語=冷奴(夏)】
2021.07.17
ハイクノミカタ
太田うさぎ
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